幼女戦記【それは、幼女の皮を被った、化け物だ!】
タイトル
幼女戦記
・2011年より小説投稿サイト「Arcadia」にて投稿
・小説版 2013年10月刊行 既刊12巻(2021年8月現在)
・マンガ版 「月刊コンプエース」2016年6月から連載開始 既刊22巻(2021年8月現在)
・アニメ 第1期 2017年1月~4月 放送 全12話+OVA「砂漠のパスタ大作戦」
・劇場版 2019年2月 上映
・アニメ 第2期製作中
あらすじ
“其れは、幼女の皮をかぶった化物――”
21世紀初頭の日本。徹底的な合理主義者でエリートサラリーマンであった主人公は、同僚の逆恨みで命を落とす。
死後の世界、創造主を名乗る存在Xは主人公のリアリストな言動と無信仰を咎め、戦乱の世界で苦労して反省し信仰を取り戻させるとし、孤児の少女であるターニャ・デグレチャフとして別世界に転生させる。
転生した世界は魔法技術が存在するものの、大まかに20世紀初頭の欧州に似た世界で、自身が生まれ育った「帝国」は技術大国だが経済が低迷しているうえに周囲諸国と外交的・軍事的問題を抱え、数年後には大戦に至る様相を呈していた。
前世の記憶を維持したまま転生を果たしたターニャは、天性の魔導の才能から幼くして徴募されることとなり、それならばと士官学校へ進むことを選択する。
前世の記憶を活かして軍人としてのキャリアを積み、安全な後方勤務で順風満帆な人生を送ろうと目論むターニャであったが、思惑は外れ、大戦の最前線に送り込まれ続けることとなる。
ジャンルワード
幼女
元エリートサラリーマン
創造主(神)(存在X)
勘違い
魔力
魔法
帝国
共和国
連邦
協商連合
魔導大隊
白銀
ラインの悪魔
コメント おすすめ度
本作の主人公ターニャ・デグレチャフは元エリートサラリーマンであり、その記憶や思考を受け継いで転生している。
徹底的な合理主義者でリアリストなその思考は、戦乱の世界を生き残りる為に幼くして軍人へとなった彼女を特異な存在として認識させる。
転生した世界で存在する「魔法技術」。
その才能を活かして戦果を上げ、どんな危険な任務でも模範的帝国軍人としてキャリアを積むために達成する主人公。
その目的は安全な後方勤務として順風満帆な人生を送ること。
だが、あまりにも卓越した才能と、前世の知識や軍人として貪欲に吸収した知識を活かした戦闘能力・指揮能力によって生み出される戦果は主人公の目的への思惑を盛大に外してしまう。
上層部は彼女の戦果を前線で活躍したいのだと勘違いし、戦争の最前線に送り込まれ続けるのだ。
前線へ⇒キャリアを上げるために自棄になって戦果を上げてアピールする⇒評価され、また前線に行きたがっていると勘違いされる⇒更に危険な前線へ⇒戦果を上げる……
主人公に平穏な日常は訪れるのか?
アニメ版とマンガ版の違い
絵柄がかなり違うようになっている。
マンガ版では顔がシャープでヨーロッパ風に描かれており、アニメ版では目が大きく、顔が丸顔に近いように描かれている。
この違いは原作小説やマンガ版を見てから、アニメを見始めた場合、少し違和感を持ってしまう。
また、大まかな物語の流れは同じだが、原作小説やマンガ版とは時系列や人物の登場タイミングが異なる。