俺だけレベルアップな件【戦って、戦って、戦って強くなる!】
(引用:俺だけレベルアップな件 画像:版元ドットコム)
タイトル
俺だけレベルアップな件
・「ピッコマ」にてマンガ版、ノベル版が連載中
あらすじ
十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。 ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人たちだ。しかし全てのハンターが強者とは限らない。 人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター「水篠 旬」 母親の病院代を稼ぐため嫌々ながらハンターを続けている。 ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した「旬」は死の直前に特別な能力を与えられる。 「旬」にだけ見えるデイリークエストウィンドウ…!? 「旬」ひとりだけが知ってるレベルアップの秘密… 毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップする…!? 果たして「旬」ひとりのレベルアップはどこまで続くのか!
ワード
ステータス
クエスト
ゲート
ダンジョン
ハンター
人類最弱兵器
再覚醒
コメント おすすめ度
覚醒によって人類からかけ離れた力を手に入れた人たちはハンターとなり、名声・戦い・一攫千金の為に異次元に繋がりモンスターが溢れるゲートを攻略する。
本作の主人公は覚醒したハンターの中でも人類最弱兵器と言われるほど弱く、最も簡単なゲート攻略でも満足にこなせずに負傷していた。
そんな彼が「レベルアップ」するまでの経緯は第1巻を丸々使って描かれており。
第1巻では人類最弱兵器である彼が今まで生き延びる事ができた理由。どんな状況でも常に死と隣り合わせだからこそ磨かれた冷静な思考や、臆病だからこその危険感知の高さが描かれている。
だからこそ、彼が「レベルアップ」した後の行動に説得力が出来ている。
今までと変わらない死と隣り合わせ。だけど、モンスターを倒すたびに「レベルアップ」していく。彼は死なないために次々と強敵と戦い強くなる。
本作の魅力の一つは、迫力のあるスピード戦闘だ。
1~2ページ丸々使ったスピード戦闘は圧倒的な迫力と主人公達の戦闘の苛烈さがよく伝わってくる。
そして、主人公が「レベルアップ」すればするほど戦闘の規模が拡大していくので、「レベルアップ」による強化が分かりやすい。
様々な人物の思想が折り重なる中、「レベルアップ」した主人公がそれを吹き飛ばすさまは痛快の一言だ。
単純なストーリーだけど、圧倒的な戦闘描写や登場する人物たちの強者の風格はこの作品を際立たせている。