【2023おすすめアニメ】お兄ちゃんはおしまい。【感想、情報まとめ】
アニメ公式サイト:お兄ちゃんはおしまい。
「お兄ちゃんはおしまい。」略して「おにまい」は引きこもりニートの兄が、天才科学者の妹が作った薬で女の子に変身してしまう!?
ニートの更生物語を描きつつ、ポップで華やかな作画が魅力的な日常アニメです。
「おにまい」あらすじ
引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!?
鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する…!
もう2年も外に出ないで
いかがわしいゲーム三昧…
たまには働いてもらわなきゃ!
みはりによる“女の子になる薬”の経過観察として、突如女の子として暮らすことになったまひろにとって、トイレやお風呂、スカートやブラジャーなど“女の子の生活”は知らないことばかり…。
さらに、みはりの中学時代の同級生である穂月かえでやその妹・もみじ達とも知り合い、まひろの日常はどんどん賑やかさを増していく。
苦難の連続に、果たして“元”お兄ちゃんの運命やいかに…!?
アニメ情報
アニメ公式サイト:お兄ちゃんはおしまい。
- 原作:ねことうふ
- 放送日:2023年1月5日 – 3月23日
- 放送話数:12話
- 制作会社:スタジオバインド
- メディアミックス:
- 漫画:2019年6月号から『月刊ComicREX』で連載
- アニメ:2023年1月から
感想
TSゆり作品だけど、本筋はニートの更生物語
アニメ公式サイト:お兄ちゃんはおしまい。
ある日突然、引きこもりだった兄「まひろ」は、気がついたら女の子になっているというトンデモ展開から始まります。
自分の姿が少女に変身しているのに混乱するの兄を見ていたのは、飛び級で大学に入学した天才科学者の妹「みはり」。
彼女は自分が開発した「女の子になる薬」を飲ませたと明らかにし、兄を強引にでも更生させようと「女の子になる薬」の経過観察という名目でお兄ちゃん改造計画を進めることに。
こうしてお兄ちゃんは今まで知らなかった女の子の生活を体験しながら、新しい兄妹(姉妹?)の関係を構築していくことになる。
変化していくTSお兄ちゃん
アニメ公式サイト:お兄ちゃんはおしまい。
最初は引きこもりだったお兄ちゃんは話が進むに連れ、徐々に外出(お使いを頼まれ)をするようになり、友達を作り、学校に行ったり、休みの日に妹や友達と遊ぶようになる。
そういった、外との繋がりを広げていく過程がアニメでは描かれており、お兄ちゃんはどんどん女子中学生としての関係を広げ、周りからは「お兄ちゃん」ではなく「まひろちゃん」として認識されるようになります。
こうして「お兄ちゃん」というアイデンティティが崩壊して、塗り替えられていく様は見ていてとても面白いです。
なんだかんだ女の子としての生活を楽しんでいて、「もうこのお兄ちゃんより女児に向いてる人間いない!」とか思いながら見ていました。
作品のテーマやちょっとした設定によっては気になる人も
アニメ公式サイト:お兄ちゃんはおしまい。
登場キャラクターたちが女性のみで、「お兄ちゃん」が男の頃の姿などもほとんど映さない等のゆり系アニメの特徴が、このアニメにもあります。
その上で「まひろ(お兄ちゃん)」という男性としての視点を持った主人公により物語が進むので、作中の視点が少しエッチな展開になることがあったり、女性特有の内容をテーマに取り入れているので、そういった性差の問題に寛容な人と敏感な人で好き嫌いが分かれる作品です。
また、作品の連載開始が2019年なので、アニメ化している部分は現在のトレンドが合わなかったり、時が経たことで結果的にベタな展開に見えたりします。
それらの問題をポップでカラーが華やかなキャラデザや作画を元に、見やすくキレイな日常アニメに仕上げられています。
個人的には刺さる人には刺さる良アニメという印象でした。