王の印は赦されない罪の始まり、歌は奇跡へ導く「ギルティクラウン」【おすすめアニメ・感想・紹介】
キャラデザと楽曲、作画は最高。
“人間らしさ”が溢れた作品で、キャラクターの行動に感情移入できるかで、好き嫌いが分かれる作品。
タイトル 作品紹介
ギルティクラウン
・アニメ
2011年10月~2012年3月 放送 全22話
制作:プロダクションI.G
あらすじ
2029年、突如発生した“アポカリプスウイルス”の蔓延によって、大混乱に陥った日本。
無政府状態となったこの国は、超国家間で組織された“GHQ”の武力介入を受け、その統治下に置かれることとなる。
のちに「ロスト・クリスマス」と呼ばれるこの事件をきっかけに、日本は独立国家としての体を失い、形がけの自治権を与えられ、人々は仮初めの平和を傍受していた。
そして時は流れ、10年後の2039年。
鬱屈した気持ちを抱えながら、どこか世間に冷めた視線を送る少年の桜満集(おうま しゅう)。
天王州第一高校にかよう高校2年生の彼は、クラスメイトたちとも一定の距離を保ち、ただ漠然と、平穏な日々を送っていた。
しかし、集の平穏な日常はある日、突然、打ち破られる。
放課後、お気に入りの場所で出会った、一人の少女によって。
ジャンルワード
アポカリプスウイルス
歌姫
王の印
ヴォイド
GHQ
葬儀社
ふゅーねる
ロスト・クリスマス
四度目の黙示録
コメント おすすめ度
2011年に制作された作品中でも、キャラデザやOP・ED、作画が非常に高レベルな作品。
ストーリーは全体として好き嫌いが分かれるような展開で、物語としてハッピーエンドで終わらないので、ソレが苦手な人は楽しめない可能性がある。
登場人物達の感情はリアルに描かれており、悩み、傷ついて、苦しんで、間違うという“人間らしさ”が多分に含まれており、人によってはじれったいと感じるかもしれない。
それによってキャラに感情移入がしづらい人も多いと思う。
作品全体を通して用語や人物名の説明不足が多く、状況がわからない事がある。
特に後半は、かなり詰め込んだ内容になっていて、視聴者を置き去りにしていることも。
総評として、悩み、傷つき、苦しんで、間違っても前に進む主人公の選択は一つの結果として受け入れられる、個人的には良作品アニメだった。
後2~3話ほどあったら回収できていない設定や伏線を回収できて、感情移入することが出来たのでは無いかと思う。